森岡 退院後は私がときどき家まで様子を見に行っていましたが、翌年、マンションの下で倒れているのを住人の方が見つけて。薬の飲み忘れが原因だったとわかり、ようやく介護保険を利用したサポートを受け入れてくれました。(※2)
以来週に1回、訪問看護師さんに来てもらうようになり、少しずつデイサービスにも通われるようになったんですよね。
それでも、掃除や買い物に関しては「ヘルパーさんはいらない」とずっと言い続けて。
青木 そんなに拒んでいたなんて信じられないわね……。私、忘れるのが得意みたい(笑)。たぶん、自分で何でもできるって思っていたんだと思う。
<ケアマネ・森岡さんが解説 支える側の舞台裏>
(※2)青木さんは長い間、トイレと浴室に手すりをつける以外は、介護保険サービスの利用に消極的でした。薬の飲み忘れや転倒などを経験して、少しずつ受け入れてくれるように。
居宅で受けられる介護保険サービスには、ヘルパー訪問による日常生活(掃除、買い物)の手助けや、訪問看護師による入浴介助や看護などがあります。
現在、青木さんは要介護2。介護保険を活用しつつ、ちょっとした困りごとなどは、民間のサービスや地域の方の協力も得ながらひとり暮らしを続けています。