自分にとっての名医
いずれにしても、「嫌だな」と感じたら、さっさと次の病院を探すことです。病院や医者に気を遣う必要なんてありません。そもそも、気後れするような医者になど、端からかからないほうがいいのです。
医者との関係性を壊したくないから、セカンドオピニオンを切り出せないという話もよく聞きます。でも、「なんだ、コイツ」と医者に思われるぐらいのほうがいいのです。うるさい患者だと認識されたら、むしろこっちのもの。医者は手を抜けなくなります。いい人でいては、病院では負けです。「ミスをしても訴えられない患者だから、手を抜こう」と思われてしまいます。びくびくする必要はありません。
聞く耳を持つという点においては、年齢が若い医者もおすすめです。最近の若い医者は柔軟で、患者さんのことを理解しようと歩み寄る姿勢を持っています。自分の生きかたや哲学をちゃんと伝えておけば、「では、その方向で努力しましょう」と言ってくれると思います。
妥協は禁物です。時間と手間はかかるけれど、そのうち「自分にとっての名医」が見つかります。大切なのは「医者が言うことは絶対ではない」ということです。医者とのつき合いは「自己決定」でいいのです。勇気を出して、強気で行きましょう。あなたの後ろには、和田秀樹がいつもついていますよ。
※本稿は、『医者の言うことを聞いてはいけない』(興陽館)の一部を再編集したものです。
『医者の言うことを聞いてはいけない』(著:和田秀樹/興陽館)
医者は人の命を助ける尊い職業だと、誰もが思っていることでしょう。
医者の言うことを妄信していては、かえって命を縮めることになりかねません。
30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わってきた和田先生が、「本当に長生きできる」心得を指南します。





