心筋梗塞後の患者に対する運動療法
心筋梗塞後の患者に対する運動療法は、1992年に保険適応となった。1999年の論文では、心筋梗塞後に運動療法を行うと、生命予後が延長することが明確に示された。
2025年末のCancer Cell誌に興味深いコメントが掲載された。それによると、運動療法が癌に対しても効果があることが分かってきたが、今後、どの癌にどういうメカニズムで効くのかを明らかにすることを提案している。
適度の運動はよいが、負荷をかけすぎると逆効果となる。また、心筋梗塞などのトラブルは、運動中だけでなく、運動後にも起こりうることも注意が必要だ。
運動後のクールダウンは、しっかり実施することに留意してほしい。繰り返しになるが、無理をしないで、運動後に簡単なストレッチをするなど、徐々に運動量を落としていくのがよい。
※本稿は、『東大名誉教授が教える 死なない生き方 科学でひもとくアンチエイジングと健康寿命』(日経BP 日本経済新聞出版)の一部を再編集したものです。
『東大名誉教授が教える 死なない生き方 科学でひもとくアンチエイジングと健康寿命』(著:北村俊雄/日経BP 日本経済新聞出版)
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