親の日課を知っておこう
認知症でもまだ元気に生活を続けられている親がいたら、その日課を知っておく必要があるでしょう。
いわゆる日常です。現役世代と違って、親の日課はそう日に日に変わるものではありません。自然に出来上がったものなので、本当に長い時間をかけて作られた、体に染みついた習慣です。だから意味がある。
脳トレがいいとか悪いとか、理屈で考えたものではない。
その人の人生の歴史と結びついている、ということだと思います。
ぜひ、今度の週末にでも、実家に帰り、どこのお団子屋さんが好きか、洋服はどこで買っているか、どんなことをしているときが嬉しそうかなど、確認してみてほしい。そうすると、親の生きざまがわかります。
親の人生を知ろうともしないで、地域と切り離して「連れてくる」という判断をするのは、もしかしたら、子のエゴなのかもしれません。
日課は、「しがみつく」ほどの勢いで守ってほしい。
何十年も続けてきた日常を「続けられること」は、本当に幸せなことなのです。