母は今も僕のメンター

今年出演したドラマ『東京P.D. 警視庁広報2係』では、父が演じる役の青年期を演じました。お話をいただいたときは「まさか」と思いましたが、父の若い頃を演じる機会もそうそうありませんし、貴重な経験だと思ってお受けしたのです。

ただ、実際に演じてみると、これまでで一番難しい役だったように感じました。

劇中で父との共演シーンはありませんでしたが、一度だけ、撮影現場で顔を合わせる機会がありました。ちょうど僕の撮影が終わったときに父が現場入りしたので、楽屋に顔を出したのです。ところが、お互いに何を話していいのかわからなくなってしまって。(笑)

現場では親子というより役者同士ですし、僕にとっては大先輩なので、結局5秒ほどで楽屋を出てしまいました。(苦笑)

「現場では親子というより役者同士ですし、僕にとっては大先輩です」

一方、プライベートでは、とても家族仲がいいです。とくに母は僕と感覚が似ていて、家族の中で一番話しやすい存在です。

下積み時代に不満や弱音をこぼした時も、「どんな現場でも、どんな気持ちになっても、腐らずに続けていれば絶対に見てくれる人がいる」と励ましてくれて。その言葉は今でも心に残っています。メンタル面で支えてくれる僕のメンターのような存在ですね。

最近はドラマの仕事も続いて忙しそうですが、子役の頃から芸能界で活躍してきたので俳優としても心から尊敬しています。そして今でもずっと綺麗だなと思いますね。(笑)

実家を出た今でも、家族で集まることはよくあります。誰かの誕生日にはみんなで食事をしますし、韓国に留学している妹のもとへ両親と弟が遊びに行ったことも。モデルや俳優業をしている弟の龍(りょう)とも仲がよく、美容やサプリメントの情報を教えてもらっています。