憧れるのは余裕のある人
作品のテーマの一つでもある「言葉が持つ力」は、常に意識しています。なぜなら言葉は、人を生かしも殺しもするものだから。だからこそ、言葉や情報を日々インプットすることを大切にしています。
今はネットで情報を手軽に得られる時代でもありますが、僕はネットで興味のある情報を目にしたら、書店に行って関連書籍を探したり、深掘りしたりするタイプ。僕が《紙》の文化を愛しているということもありますが、そうすることでデジタルとアナログ、両方のよさを享受している感覚です。
表に立って話す機会が多いので、日本に生まれて日本語を第一言語とする身として、美しい日本語を話したいとも思っています。
僕自身、言葉に力をもらうことがよくあるんです。たとえば作品完成後の打ち上げで、現場で話す機会がなかったスタッフさんから前向きな感想をいただくと、「あれでよかったんだ」とホッとします。
役が大きいほど不安は大きいので、主役を演じた今回、撮影チーフの方から「あの芝居しびれたよ」と言っていただけたのが嬉しかった。そんなふうに、作品ごとに出会った方々の言葉を糧にして、次に進めている気がします。
僕は今、24歳。将来は「余裕のある人」になりたい。憧れているのは高田純次さんです。高田さんのような大人の飄々とした軽やかさ、そして余裕と知性を、年齢を重ねるなかで身につけていけたらいいなと思っています。
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