なんでも自分で選択してきた

この本『フルコース がんと私と家族の日々』には、かなり踏み込んだ家族の内幕を書いたので、ママには申し訳ない気持ちもあります。ママの生い立ちから、おむつ替えもお料理もパパに任せっきりだった話、雨の日に迎えにきてもらえなかった悲しい思い出まで書きました。ただ昭和の親たちって今の親と違って、「それは虐待!」っていう子育てをしてきた人たち少なからずいますよね(笑)。私の場合は、何も手を貸してくれないママに育てられたおかげで「全部自分でやるんだ」っていう習慣が身につきました。今となってはそれで良かったと心から思っています。

左から梅宮クラウディアさん、梅宮アンナさん
母・クラウディアさんと(写真提供:梅宮さん)

私は、いままでの人生の選択で、後悔は1つもありません。大きな決断の時も、いつも自分で決めてきました。誰かのアドバイスに従い、違う選択をして結果が思わしくなかったら、きっとその人のせいにしてしまうでしょう。波瀾万丈と言われる私の人生を見てきてくれた人からは、ちょっと意外に感じられるかもしれませんが、何もかもこれで良かったと思っています。

これからがんが再発するようなことがあっても、後悔はないです。もしかしたら私は、がんになってからのほうが前向きで、生き生きしているかもしれません。もちろん、がんになったことで絶望して一日中泣いている日もありました。でもたくさん素晴らしい出会いも良いこともあった。

がんになって良いことなんて!と思う方もいるでしょう。でも私の話を聞いてもらえたら、「そうか、病気になって人生が好転することもあるのね!」と明るい気持ちになっていただけるかもしれません。『フルコース がんと私と家族の日々』ぜひ、お手にとっていただけたらと思います。

梅宮アンナさん
「がんになってからのほうが、前向きかも」
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