ただ繰り返すだけでは活性化しない
連想ゲームにしても、脈絡のない連想をただ繰り返すだけでは脳は活性化しません。どうするかというと、まず、少し大きめのメモ用紙を用意して、中心に思いついた言葉を一つ書きます。
たとえば、「自動車」と書いたとしましょう。そうしたら「自動車」という文字から上下左右に線を引き、上には「自動車」という言葉から連想される人名、右には物の名前、左には食べ物の名前、そして下にはノンジャンルの言葉をそれぞれ10ずつ書いていきます。
人名なら、「アイルトン・セナ」「本田宗一郎」など。物の名前なら「タイヤ」や「スキーキャリア」、食べ物なら「マクドナルド」(ドライブスルーがある)とか「ファミレス」(若い頃によく行った)など。そしてノンジャンルには好きな車種やドライブで行った場所などを書いていきます。
試しにやってみると、意外に頭を使うものだとわかりますよ
保坂隆さんの連載「人生を楽しむ ほどほど老後術」一覧
出典=『精神科医が教える 人生を楽しむ ほどほど老後術』(著:保坂隆/中央公論新社)
保坂隆
保坂サイコオンコロジー・クリニック院長
1952年山梨県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。1990年より2年間、米国カリフォルニア大学へ留学。東海大学医学部教授(精神医学)、聖路加国際病院リエゾンセンター長・精神腫瘍科部長、聖路加国際大学臨床教授を経て、現職。また実際に仏門に入るなど仏教に造詣が深い。
著書に『精神科医が教える お金をかけない「老後の楽しみ方」』(PHP研究所)、『精神科医が教える 繊細な人の仕事・人間関係がうまくいく方法』(三笠書房)、『精神科医が教える すりへらない心のつくり方』(以上、大和書房)、『頭がいい人、悪い人の老後習慣』(朝日新聞出版)、『精神科医がたどりついた「孤独力」からのすすめ』(さくら舎)などがある。