大切なのは「完全に避ける」ことではない

ここで誤解してほしくないのは、ブルーライトを完全に排除する必要はないという点です。現代社会で、夜に一切の人工光を使わずに生活することは、現実的ではありません。

重要なのは、「どれくらい」「どの時間帯に」浴びるのかを意識することです。夜遅くまで強い光を浴びない、寝る前は画面の明るさを落とす。可能であれば、暖色系の照明に切り替える。

こうした小さな工夫の積み重ねが、体内時計を守ることにつながります。夜の光とどう付き合うか。

それは、質のよい睡眠と、翌日のパフォーマンスを左右する、現代人にとって避けて通れない課題なのです。

※本稿は、『知って得する、体内時計のはなし』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。

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知って得する、体内時計のはなし』(著:中村孝博/中央公論新社)

生物はすべて“リズム”に支配されている――。

ありとあらゆる不調の鍵を握る「内なる時計」を徹底解説。