成長ホルモンで超回復

寝る時刻と起きる時刻を決めると、眠りの疲労回復効果も高まります。

疲労回復因子以外に、睡眠の疲労回復効果のカギを握るのが、脳から分泌される成長ホルモン。このホルモンは文字通り、子どもが成長する際に、筋肉や骨を大きく強くする働きがあります。「寝る子は育つ」は本当なのです。

成長ホルモンは子どもだけではなく、大人でも分泌されています。この成長ホルモンが損傷した組織を修復し、疲労回復を助けてくれるのです。トレーニング直後にも成長ホルモンは分泌されます。それもトレーニングの疲れをリカバリーするためです。

成長ホルモンの分泌も体内時計によってコントロールされており、下図のように日中も少しずつ定期的に分泌されています。その分泌が高まるのは、寝入ってから1時間ほどで訪れる深い眠りのタイミング。日中の数倍という大量の成長ホルモンが一気に分泌されます。

<『大人気フィジカルトレーナーが本気で考えた 疲労回復の習慣』より>

眠りには、深いノンレム睡眠と浅いレム睡眠があり、ノンレム睡眠の深さには3つのステージがあります。専門的には、そのステージの判定は脳波によります。ノンレム睡眠は周波数の低いシータ(θ)波から始まり、最終的には周波数が最も低いデルタ(δ)波が現れます。δ波が全体の50%以上を占めるのがステージ3。成長ホルモンは、寝入りばなに訪れるステージ3のノンレム睡眠で多く分泌されます。

眠りのリズムが乱れて、就寝時刻が普段よりもズレてしまうと、入眠後の成長ホルモンの分泌量が減少することがわかっています。1日に分泌される成長ホルモンの総量も少なくなるため、疲労回復を図るうえではマイナスです。

<『大人気フィジカルトレーナーが本気で考えた 疲労回復の習慣』より>

TO DO

■必要な睡眠時間の確保を優先する

■早寝早起きではなく、「早起き早寝」を心がける

■寝る時刻という“締め切り”を先に定めて、1日のスケジュールを決めよう

※本稿は、『大人気フィジカルトレーナーが本気で考えた 疲労回復の習慣』(日経BP 日本経済新聞出版)の一部を再編集したものです。

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