手指の範囲と手指疾患の種類
スポーツ、仕事、日常生活などで体を動かす際、肩よりも先の体の部位をまとめて「手」として扱うケースは多いです。
例えば、サッカーの初心者にルールを教える際、「ゴールキーパー以外はプレー中に手を使ってはいけない」が真っ先に登場しますよね。この場合の「手」には、前腕や上腕、肘も含まれます。
このルールを破ると、「ハンド(正式名称はハンドリング)」という反則をとられます。
その解釈、認識は間違っていません。
しかし、医療用語として「手」を使用する場合は、手首よりも先の部位のみを指します。前腕や肘は「腕」の一部であり、「手」には含まれません。
よって、手指の範囲は、手関節より先の「手」と、手を構成する一部の「指」ということになります。
まずは、そのことを頭に入れておいてください。
手関節は手関節でいろいろな疾患があるのですが、範囲を広げるときりがなくなるので、今回は取り扱わないことにしました。
手指の範囲の詳細については、骨と関節の場所・名称を明示した下のイラストをご覧になるといいでしょう。
また、疾患は、部位と症状ごとに次のように分類できます。
【関節グループ】手指変形性関節症
(1)へバーデン結節・ブシャール結節
(2)母指CM関節症
【腱グループ】狭窄性屈筋腱腱鞘炎
(3)屈筋腱腱鞘炎(ばね指)
【神経グループ】絞扼性末梢神経障害
(4)手根管症候群
(5)尺骨神経管(ギヨン管)症候群
疾患鑑別簡易フローチャートでセルフチェックをおこなったのちに、該当する疾患別の運動療法に取り組むといいでしょう。
<『自力でできるヘバーデン結節のリセット法』より>
<『自力でできるヘバーデン結節のリセット法』より>