(写真:stock.adobe.com)
生活習慣の乱れなどで、血液がドロドロになると血管が弱る原因に。しかし、今の状態が悪くても、年齢を問わずきれいにすることは可能です。医師が考案した血液をサラサラにするための食事法を伝授します(構成:村瀬素子 イラスト:おおつか章世)

糖質過多の食生活が血管を傷つける

年を重ねると、血管は弾力性を失い、硬く、脆くなっていきます。こうした血管の老化を招く大きな要因が、血液の汚れです。ドロドロの血液は流れにくく、血管に負担をかけ、血管の内側が傷つきやすくなります。

とはいえ、80代、90代になっても血管がきれいで血液がサラサラ流れている人もいるのです。その差は、なぜ生まれるのでしょう。カギを握るのは生活習慣。なかでも大きいのが、日々の食事です。

私が行った調査によると、中高年世代の女性は、ごはんをはじめとした炭水化物に加え、間食でお菓子をつまみすぎる傾向があります。血液を汚す主な原因が、それらに含まれる「糖」です。生命活動に不可欠な栄養素ですが、摂りすぎると、血液中のブドウ糖が増えてドロドロになります。

また、食べすぎや運動不足で増える「中性脂肪」も原因の一つ。糖が不足したときの代替となる重要な役割があるものの、増えすぎると皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられ、血中に溶け出して血液を汚すことに。