血液が汚れるとはどういうことか、もう少し詳しく説明しましょう。血液には、赤血球、白血球、血小板という3種類の血球が存在します。さまざまな要因により、血球同士がくっついて変性することで、血がドロドロになるのです。この状態には3つのタイプがあります。
タイプ1は、高血糖や肥満の人に多く見られる「ネバネバ血液」。血中の糖が多いと、赤血球が変性して硬くなり、ハチミツのような粘り気のある血液に。そのため細い血管を通り抜けできず、停滞してしまうのです。
タイプ2は「ザラザラ血液」。非常に小さな顆粒状の血小板同士が無数にくっつき、血液がザラメをまぶしたせんべいのような状態になるため、血管の壁に引っかかったり、傷つけたりします。最大の原因は中性脂肪。中性脂肪値が高い人や、肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝の人はほぼこのタイプに該当します。
タイプ3は「ベタベタ血液」。白血球の粘度が高くなり、白血球同士が糊のようにくっつき血管の壁などに付着します。主な原因はストレス。悩みや不安など精神的なものだけでなく、過労や睡眠不足、不規則な生活など体への負担も含まれます。
なお、ストレスは活性酸素を発生させる要因にも。過剰な活性酸素は体の組織を酸化させ、老化を促進。血液や血管にも悪影響を及ぼします。
シニア女性はザラザラ血液の人が多い傾向ですが、3つすべての汚れを抱えている人も少なくありません。放っておくと動脈硬化が進行し、脳卒中、心筋梗塞などの病気を引き起こすリスクが高まります。
たとえ今の状態が悪くても、血液は日々入れ替わっているので、食生活を見直すことで何歳からでも血をきれいにすることは可能です。血管の内皮細胞も新陳代謝によって生まれ変わるため、血液がサラサラ流れれば、血管の傷が修復され、弾力が戻ることも期待できます。