(写真提供:Photo AC)
「引っ越しがめんどくさい」、「新しい環境がめんどくさい」など、様々な場面でめんどくさいと感じる、やらなければと分かっていても最初の一歩が重くて動けない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。精神科医であるゆうきゆう先生は「『めんどくさい』という感情を否定する必要はありません。その感情をうまく使う方法があるからです」と語ります。そこで今回はゆうき先生の著書『めんどくさいは、あっていい。「めんどくさい」を活かす究極の方法』より一部を抜粋してお届けします。

ヒトはなぜ「めんどくさい」と思うのか

あなたにぜひ知っておいてほしいことがあります。

「めんどくさい」という感情は、人間の「欠点」ではなく「本能」だということです。

人間という生き物は基本的に変化を嫌い、安定を求めるようにできています。

これは精神論ではなく、脳の構造そのものがそう設計されているからです。

少し想像してみてください。

・いつも通りの時間に起きる

・いつも通りの道のりを移動する

・いつも通りの人間関係の中で過ごす

こうした「いつも通りの生活」を送っているとき、私たちはほとんど何も考えていません。

道を歩きながら、

「次は右足を出して……」

「身体の重心を左に傾けて……」

なんて、いちいち意識していませんよね。

歯を磨くときも、着替えるときも、ほぼ自動運転で動いているはずです。

この状態は、脳にとって最高に「楽」な状態といえます。

なぜなら、エネルギーをほとんど使わないからです。