脳にとって「わからない」は危険因子に
以前、こんな話を聞きました。
友人が、仕事の都合で引っ越すことになりました。条件は良好で、本人も最初は「まあ、行けばなんとかなると思う」などと話していました。
ところが、引っ越し日が近づくにつれて、彼の口癖は変わっていきます。
「役所の手続きがめんどくさい」
「土地勘がないのが不安」
「スーパーとかどこにあるかもわからないし、いちいち調べるのが面倒」
やること一つひとつは小さいのですが、数がとにかく多いしまとめて襲ってくる。結果、引っ越し準備はギリギリまで進まず「なんでこんなに気が重いんだろう」と悩んでいました。
知らない街とは、脳にとってこういう場所です。
・どこが安全かわからない
・何が普通かわからない
・困ったときの逃げ道が見えない
脳にとって「わからない」は、そのまま「危険」判定になります。
今住んでいる街では、行く道を選ぶときや、何か店に入るときなど、実は無意識で行っていることが多かったはずです。この「無意識でできる」という状態が、引っ越しによってリセットされてしまいます。