よくあんなに遠回りしていたなあ

84年生きてきて、気づいたことがあります。

悩みや不安のだいたい9割は、無駄なことだということ。

『84歳、「ま、いいか」で人生うまくいく』(著:高橋恵/あさ出版)

まだ起きてもいないことを心配したり、もう終わったことを何度も考え直したり、頭の中で勝手に大きくしているだけのことがほとんどです。

残りの1割だけが、「いま、目の前でやること」。そう考えると、ずいぶん楽になります。

私は人の相談はよく受けますが、自分のことはあまり相談しません。最後に決めるのは、どうせ自分だとわかっているからです。

悩むというのは、「やるか、やらないか」が決まっていない状態です。

でも、ほとんどの場合、もうどちらかに心は傾いています。

そこに理由をいくつもくっつけて、「悩んでいる感じ」にしているだけなんです。

若いころの私は、これがとても「上手」でした。

あの人に聞いて、この人にも聞いて、最後は占いにまで頼って、結局「で、どうするの?」と自分でもわからなくなる。いま思うと、よくあんなに遠回りしていたなあと笑ってしまいます。