「気魂」信念を貫こうとする強い意志

あの日の思い出を歌にしたのは、ずいぶん経ってから。私は銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」で「メケ・メケ」を歌って注目されたものの、不遇の時期が長く続きました。その間に70曲くらいの歌を作りましたが、「ふるさとの空の下に」もそのなかの1曲でした。 

1963年には全曲オリジナルソングのリサイタルを開催。お客様が入ってくださるのか不安でしたが、蓋を開けてみれば満席。最終曲「ふるさとの空の下に」を歌い終わると、嵐のような拍手喝采をいただいたのです。たぶんあの歌に、「気魂」を感じていただけたからでしょう。気魂は、もともと「精神」「たましい」を表す言葉ですが、困難に屈せず、信念を貫こうとする強い意志を指すこともあります。

戦争とはどれほど残虐なものなのか。私は生きている限り、気魂を込めてそのことを伝えていくつもりです。

●今月の書「気魂」

気魂
(書:美輪明宏)
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幸せの大盤振る舞い」(著: 美輪明宏/ 中央公論新社)

====「波瀾万丈の人生を送っている私ですら、こんなふうに強く生きていけるんですよ」美輪明宏=== 

◆本音の「生き方」に学ぶ◆
戦争や貧困のどん底を生き抜き、偏見や病にも屈することなく、ずっと愛と真実を語り続けてきた”麗人”美輪明宏。
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◆貴重な記事を贅沢に収載◆
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