新常識 大事な栄養素は、たんぱく質

たんぱく質をとって運動すれば筋力アップ

高齢者にとって、もっとも重要な栄養素は、たんぱく質です。たんぱく質は筋肉や臓器、骨格・皮膚などの材料となる栄養素。体を構成しているたんぱく質は、少しずつ分解されていくので、たんぱく質は毎日とらなければなりません。

たんぱく質が不足すると、肌のツヤが悪くなったり、顔がシワまみれになる人もいます。肌の老化が気になる人は、たんぱく質が不足しているからかもしれません。

骨折の原因は骨が弱くなっているからだといわれていますが、実は筋肉が少なくなっていることが原因のこともあります。

骨折する人は、骨のまわりの筋肉が十分についていないことが多いのです。筋肉がついていれば、転んでも筋肉が骨のダメージをやわらげるので骨折までには至りません。

もちろん、骨粗しょう症が原因のこともあるので、カルシウムをとることも大事ですが、それとともに、たんぱく質をとることを意識したほうがよいのです。

十分なたんぱく質をとっていないと、筋力が低下して、寝たきりになるリスクが高くなるということを知っておいてください。

そして筋力をアップさせるには、筋肉の材料であるたんぱく質をしっかりとって、運動をするだけでよいのです(男性の場合は、男性ホルモンも必要ですが)。

運動といっても、歩くだけで十分です。おすすめなのは、ショッピングモールを歩くことです。

屋根があり冷暖房も完備されているショッピングモールなら、雨の日も猛暑の夏も快適に歩くことができます。交通事故の心配もありません。

最近、やせてきていると思っている人は、たんぱく質をとくに意識して、食事の量を増やすように心がけましょう。

※本稿は、『死ぬまで楽しく生きる本』(エクスナレッジ)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
和田秀樹、数独やパズルだけでは「脳の老化」は止まらない。カギを握るのは…
「調子はどうですか」「変わりないです」いつも同じ話をして診察終了…超高齢社会に必要なのは専門医ではない?和田秀樹が指摘する〈日本医療界の大きな問題〉とは
<ときめき>が脳を刺激する。アンチエイジングは「見た目を変えるだけ」で効果ばつぐん

死ぬまで楽しく生きる本』(著:和田秀樹/エクスナレッジ)

残りの人生をいかに楽しく、安心して生きるかについてまとめた本です。

自分のために、家族のために。

最期まで「私らしさを失わない」ためのヒントが満載です。