ムダな出費の裏側に、意外な原因が隠れているかもしれません。研究に裏づけられた分析をヒントに、自分に合った節約習慣を探してみましょう(構成:野本由起)
気付くとムダづかい。そのワケは?
コンビニで新商品を見つけると我慢できずに買ってしまう。テレビ通販での衝動買いがやめられない──。つい財布の紐を緩めてしまった結果、「私は意志が弱い」と落ち込んでいませんか? しかし脳科学や心理学の最新研究によると、浪費行動は意志の弱さより、置かれた〈環境〉や〈思考のクセ〉に影響を受けているといわれています。
たとえば、こんな経験をしたことはないでしょうか。
<仕事帰りや出かけた後にスーパーに立ち寄ると、なぜか余計なものまで買ってしまう>
実は1日の終わりには、体だけでなく脳にも疲れがたまるため、夜になるほど冷静な判断ができなくなり、不要なものまで買ってしまうのです。買い物をするなら、本来は朝や日中などの早い時間がおすすめといえます。
<割引シールが貼られていると、「買わなきゃ損かも」とつい手を伸ばしてしまう>
感情のブレーキがかかりにくい人は、目の前の誘惑になかなか抗えません。この場合、「Aの時はBする」と、あらかじめ行動の規範を決めておくと、制御しやすくなります。たとえば、「セール品を買う時は、必ず店内を一周した後に決断する」といったルールを設ける。これで感情をコントロールしやすくなり、衝動買いが減るはず。
このように環境のほうを整えると、自然と浪費の機会を減らすことができるのです。