彼はご自分の劇団のオンシアター自由劇場のやり方で、ワークショップをしながらチームで作っていく。演出を受けて芝居をするというより、みんなでお祭りを作っているみたいな感じで。そういう作り方は初めてで新鮮でした。
ミュージカルで言えば宮本亞門ちゃんだね。踊って振付をしていた人だから音楽の使い方をわかっているし、ブロードウェイ方式だから安心して任せられる。
『スウィーニー・トッド』も『生きる』も再演を繰り返しているけど、きっと僕が成長して役を深めていく姿を、嬉しく思ってくれているんじゃないかな。同世代で、気心が知れている仲間だからこその芝居作りができる気がするんです。
『生きる』(2018年)
たまに役者にお任せの演出家もいます。そういう時は自分からアイデアを出して乗り切っていく。おかげで「小ネタの市村」と言われるようになりました(笑)。
ほかにも、僕にとって欠かせない演出家はまだまだいます。ミュージカル作品で出会った海外の演出家、そして蜷川幸雄さん。その話はまた次の機会に。
