亡くなったときの母の年齢になる
私が最初の離婚をしたとき、実家に来た週刊誌の記者に、母は「30を過ぎた娘が決めたことですから、何も言うことはありません」と言ってくれたことがありました。私は「さすが、お母さん!」と頼もしく感じたのですが、私の生き方を母はどう思っていたのでしょうね。
些細なことですけど、あるとき、ハワイのお土産として渡したネックレスを見た母が「フフ、こんな安物買ってきて」と笑ったことが忘れられないんですよね。ブランド物には興味がないと思っていたけれど、本当はそうじゃなかったのかも。
もっともっと母を喜ばせたかったなと、街でミュージカルのポスターを見かけるたびに、韓流ドラマを観るたびに、アクセサリーショップの前を通るたびに思います。
母が観たいと言っていた劇団四季に連れていってあげればよかったな、とか、母が好きだったヨン様のサインをもらえていたら、どれほど喜んでくれただろう、とか。
一生懸命に看病しましたけれど、何でもない元気なうちから、母の気持ちを大事にしてあげるべきだった。もっと何かできたことがあったんじゃないかといまだに思います。