原 私は昔から食べることが大好きです。ケガの治療で仕事を控えていた間は、18時ごろに夕ご飯を食べて21時過ぎには就寝。朝はぬるま湯を1杯飲んで愛犬と散歩に出発するのですが、汗だくで帰ってくるとものすごくお腹が空いているから、朝ご飯が美味しくて。(笑)

町田 理想的な生活ですね。起床時間や朝食の時間をなるべく一定にすると、体内時計が整いやすくなります。体を動かし、しっかりお腹を空かせてから美味しく食事を摂る習慣は、非常に健康的です。食事の内容で心がけていることはありますか?

原 たんぱく質を含む肉や魚からビタミンたっぷりの野菜まで、食材の種類を多めに摂るようにしています。お酒も大好きなのですが、ケガをしてから控えめにしたら、胃腸の調子が良くて。ケガの功名です。(笑)

町田 素晴らしいです。筋肉量を維持するには、たんぱく質はもちろん、エネルギーや筋肉の代謝を支えるビタミン、ミネラルも欠かせません。お酒も適量であれば、食事を楽しみ、人とのコミュニケーションを豊かにするという良い面があります。

原 私はよく友人と、美味しいご飯とお酒を囲んでリフレッシュします。ママ友や、キャンプ好きな山の仲間まで、価値観の近い友人が周りにいてくれるのが本当にありがたい。元気がない時でも、「遊びに行こう!」と外に連れ出してくれます。

町田 そうした外からの「刺激」は、認知機能を維持するうえでも大切です。同じ生活の繰り返しは楽に感じるかもしれませんが、新しい場所へ出かけたり、趣味を楽しんだりすることが、心や脳にも適度な刺激を与え、健康長寿に繋がるのです。

原 運動も、「ちょっときついかな」くらいの負荷がないと、結果が出ないですものね。

町田 その通りです。ケガや不調からの回復も、決して諦めないこと。いつまでも自分の足で歩き、好きな場所へ出かけ、大切な人と会い、美味しいものを味わう。そんな人生を続けられるかどうかは、日々の積み重ね次第なのです。

原 私がケガをしても「早く回復したい」という意欲があるのは、仕事のおかげ。役者という仕事は長く続けられるからこそ、これからもずっと動ける体でいられるように頑張りたいと思います。今日はためになるお話をありがとうございました。

【関連記事】
<前編はこちら>原日出子「玄関先で尻餅をつき、腰椎の一番上を圧迫骨折。湿布やコルセットで撮影を乗り切って」
原日出子「40年以上俳優を続けられたのは、諦めが悪い性格だから。居場所があることはありがたかった」
片足で何秒立てる?「開眼片足立ちテスト」であなたの<血管・骨・筋肉>の衰えをチェック。100歳まで動ける体を作るのに大切な3つのポイント