頭からお尻まで、中身がぎっしり詰まった作品を

呉勝浩さん(撮影:米田育広)

この先の執筆活動に関しては、やっぱり『爆弾』シリーズにはもう一度きちんと向き合いたいという気持ちはありますね。あの作品は自分の中でもいろいろな意味で大きなものになったので。シリーズ化して、自分がどこまで書けるのか、挑戦していきたいと思います。ミステリーであり、極上のエンターテインメント小説として書き切りたい。単なる謎解きではなく、謎を解いていく過程もすべて読者が面白いと感じるような。

『爆弾』シリーズに限らず、頭から尻尾までぎっしりアンコが詰まった鯛焼きのような作品を書いていくのが理想です。いや、僕はアンコが苦手だからカスタードクリームにしようかな(笑)。

自分が純粋な読者だった頃の気持ちを忘れずに、「最後まで面白く読み切ってもらえる」作品をこれからも書き続けていきたいと思います。

【関連記事】
最後の小説集発売、91歳・阿刀田高さん「良い小説を届けたい思いは変わらないけれどひと区切り。自分の中の基準を維持するのは難しい」
直木賞作家・皆川博子95歳「自由に書けるようになったのは、60代後半になってから。老人ホームに入居しても執筆を続ける、その原動力となっているのは…」
日本人初「ダガー賞」の王谷晶 母からの衝撃の一言は「30歳で会社員になるなんて夢みたいなことを言わず…」。氷河期の女性作家が欧州で人気な理由

呉勝浩さん×芦沢央さん 『蒼羽さん事件』刊行記念イベントを開催!

〇会場:ジュンク堂書店 池袋本店 (オンライン配信あり)

〇開催日時:2026年11月5日(木) 19:00~
(アーカイブ配信期間:2026年11月6日15時00分~2026年11月20日23時59分)

〇登壇者:呉 勝浩(小説家)、芦沢 央(小説家)

〇イベントについての詳細はこちらから
https://honto.jp/store/news/detail_041000134845.html?shgcd=HB300

〇イベントの詳細、チケットのお申込みはこちらから
https://onlineservice.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-261105