疲れる前に休む習慣を

エネルギーをチャージし、疲れを解消するために必要なのは「休む」こと。すなわち、消費エネルギーを減らし、補給するエネルギーを増やすことです。

そのために、まずは睡眠をたっぷりとる。疲れを感じている人はとにかく寝ましょう。普段8時間睡眠の人を2週間6時間睡眠にしたところ、2日間徹夜した場合と同じくらいパフォーマンスが低下したという実験結果もあります。しかも、本人は能力の低下を自覚していなかったのです。

眠れなくて焦るのもまたストレスになります。日中に眠くなったりイライラしたりするなどのトラブルがなく、体が眠りを欲していなければ、睡眠は足りていると思って大丈夫です。

旅行をしたりマラソンをしたり、アクティブな活動でリフレッシュしたい人も多いと思います。元気な時には気持ちがすっきりしていいでしょう。ただ、エネルギーをすでに消耗していたら、かえって疲れが増してしまうものです。

そんな時には、エネルギーをあまり消費せず、集中できる趣味を見つけてみることです。例えば、料理や手芸など。スマートフォンで好きな動画を見たりするのもいいでしょう。

そして、生活の中で休む習慣をつけることをおすすめします。「疲れを感じたら休む」ではなく、休む日や時間を設定しておく。調子が悪い場合は、3日連続で休む。3日間しっかりダラダラすると、休み明けに「こんなに集中できるなんて!」と、これまで疲労で《鈍っていた》自分に気づくことも多いのです。

主婦はなかなか丸一日休めないかもしれません。一日のうちのどこかで休む時間をつくってみてください。疲れをコントロールして、楽しく日々を過ごしましょう。