原一男監督と和服で女装(自宅にて)

朝8時からメイクが始まって

最近女装したのは2018年3月8日でした。その頃、原一男監督のドキュメンタリー映画『ニッポン国VS泉南石綿村』と、ぼくの本が原作の『素敵なダイナマイトスキャンダル』(監督・冨永昌敬)がほぼ同時公開だったので、映画の宣伝を兼ねてYouTubeでやっている「原一男のネットde CINEMA塾」という番組に出させてもらいました。

この時、原さんのほうから、なぜか「女装でやりたい」という意思表示がありました。それを聞いた美子ちゃんは、女装した原さんとぼくとで、短編映画を作ると言い出し、大阪から森田豊子さんに来てもらったり、原さんにわざわざ自宅まで来てもらったりして、朝8時からメイクが始まりました。

映画は自宅で撮影してから、『週刊プレイボーイ』がやっていた歌舞伎町のプレイボーイ酒場で、いろんな方々に加わってもらって撮影し、その後「CINEMA塾」を収録するスタジオに行き、終わったのが夜の12時過ぎでした。その間ずっと女装していたのでヘトヘトになりました。一番疲れた女装でした。

「原一男のネットde CINEMA塾」に出演

最近の思ってもみなかったことは、新型コロナウイルスの蔓延です。今後どうなるのか、さらに思ってみなかったことになるのかわかりませんが、個人的には思ってもみなかったことはもう起こらないと思っています。

あるとすれば、考えられるのは美子ちゃんと仲が悪くなって、ぼくが家を出てホームレスになるということですが(それも面白いかもしれませんが)、高齢者になってホームレスになるのはちょっとキツいと思うので、夫婦仲良くしないといけないと思いながら暮らしています。

※次回配信は5月13日(木)の予定です

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