15歳の時にテレビCMのモデルとしてこの世界に入って……仕事はとても順調でした。でも、高校を卒業する頃に、自分はアイドルなのか、女優なのか、歌手なのかと迷いが生じて、約1年間仕事をお休みしました。

仕事を再開した20歳直前に、深作欣二監督の映画『忠臣蔵外伝 四谷怪談』で「お岩」の役をいただきました。初めての時代劇で所作やセリフに苦労して、娼婦の役に戸惑うことも。でも、過酷な撮影を乗り越えたことが自信になって、それからはどんどん演技の仕事が面白くなっていきました。

 

離婚のニュースを見て、友人が電話をくれた

結婚、そして離婚を経て、女優業に本格的に復帰。息子2人と、同居して子育てを手伝ってくれた母を養わなければいけない「大黒柱」となったことで、しっかり働かなくては! と気合いを入れました。私は、自分の行動と決断をまったく後悔していません。そもそも結婚しなければ、息子たちもこの世に生まれていなかったわけですから。

それに、もうひとついいことがありました。何年も連絡を取っていなかった友人が、離婚のニュースを見て電話をくれたんです。「早紀、大丈夫?」って。「大丈夫だけど、どうして連絡をくれたの?」と聞いたら「だって、友達じゃない」と。

その言葉にビックリしました。疎遠になっていたから、こちらは「もう友達じゃないのかな」と思っていたのに、向こうはそうではなかった。一度友達になったらずっと友達でいてくれるんだ、離婚した私を心配してくれているんだ、と。あれは嬉しかったですね。