ラフレシアはハエだけの1週間限定セールを開催
ラフレシアは、ほかの植物に寄生して生きる寄生植物。その姿は、根も葉もなく、茎も見られません。それでも花を咲かせます。ひとつの花としては世界一の大きさで、直径1メートルに及ぶこともあります。
さてこのラフレシア、寄生する植物から限られた栄養しか奪いません。そしてその栄養を溜めこみ、十分な量になったら、タネを一気につくります。
寄生した植物から栄養を少量ずつしか取らないのは、からだに必要な分を一気にもらうと相手が枯れてしまうから。ラフレシアも思慮深いですね。
花の咲く期間は短く、1週間ほど。その間に花粉をできるだけたくさん運んでもらうため、強烈な香りを放ってその臭いが大好きなハエをおびき寄せます。
ちなみに、ポケットモンスターに登場するラフレシアは《くさ》と《どく》タイプですが、実際のラフレシアには毒の成分は知られていません。
*ラフレシアは東南アジアのボルネオ島に多く生息します。「死ぬまでに一度は見たい幻の花」と言われています。
ラフレシア
【学名】Rafflesia arnoldii
【原産地】スマトラ島、ボルネオ島、フィリピン諸島、マレー半島
【特徴】根も葉も茎もない寄生植物。ひとつの花としては世界一の大きさで、直径1メートルに及ぶことも。
【学名】Rafflesia arnoldii
【原産地】スマトラ島、ボルネオ島、フィリピン諸島、マレー半島
【特徴】根も葉も茎もない寄生植物。ひとつの花としては世界一の大きさで、直径1メートルに及ぶことも。
※本稿は、『すごい植物最強図鑑』(田中修監修ほか)の一部を再編集したものです。