『栗のみりん寄せ』(撮影:石井宏明)
『婦人公論』(12月14日号)の料理連載「ヘルシーキッチン」では、「本みりんで味がきまる今どきのおせち」を特集! そろそろお正月の支度に思いを巡らす時期。現代的なアレンジを加えたお洒落なおせち料理はいかがですか。気軽に作れて味わい深い、本みりんを使った美味レシピを料理研究家の井原裕子さんに習います(撮影=石井宏明 スタイリング・構成=野澤幸代 取材協力=角谷文治郎商店)

栗のみりん寄せ

本みりんの風味を凝縮した寒天寄せ。琥珀色と金箔の輝きが艶やかです

《材料(14cm×11cmの型)》 

・栗の甘露煮…6個

A
本みりん…250mL
水…250mL
粉寒天…4g

・金箔(あれば)…少々

《 作り方 》

(1)鍋にAを入れて中火にかける。ときどきかき混ぜ、煮立ったら火を弱め、沸騰状態を保ちながら2分ほど煮て(アルコール分を飛ばす)、アクを丁寧に取る。

(2)(1)の2/3量を濾しながら型に流し、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れる。残りの寒天液は耐熱容器に移す。

(3)栗は半分に切る。(2)で型に流した寒天が固まったら、栗を表面にのせる。耐熱容器の寒天液は電子レンジ(600W)に30秒~1分かけて温めて溶かし(熱しすぎないこと)、金箔を混ぜて栗にかぶるように型に流し、常温で固まるまでおく。

(4)固まったら食べやすく切る。

*本みりんと水、粉寒天の割合を同じにすれば、寒天液の量は型に合わせて調整可能。


ごぼうのみりんバルサミコマリネ、ビーツと玉ねぎの紅白なますなど6種のレシピを掲載しています!

取材協力:角谷文治郎商店http://www.mikawamirin.jp/

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