柴田先生の作品は、終わった感じがなく終わります。
決してめでたしめでたしにはならず、
この先どうなるんだろうという余韻を残し、
終わってもどこか心を持って行かれたまま現実に戻れなくなる
それが柴田作品です。

「アルジェの男」の初演は1974年だそうです。
先生の作品は何度も再演されている作品が数多くあり、
いわば宝塚の古典です。

その都度いろんなスターさんが作品に命を吹き込み、
そんな色褪せない数々の作品達から
大人の恋と人生というものを学びました。

演じる側も観る側も、
時代の流れがどう変わろうとも、
心を囚われた一瞬が、永遠に消えない余韻を残し続ける。

美しき誘惑―。
それが柴田作品であり、宝塚という世界です。


※次回の配信は、1月12日(水)の予定です


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