春からは、ちょっと自由に
「本屋大賞受賞後第1作」ということでかなりのプレッシャーを感じながら、改稿に改稿を重ねて、ようやくこの作品を世に送り出すことができました。子どもたちがわいわいと遊んでいるリビングで、「もっといい作品にしよう」と10数回にわたって書き直しができたことが、「私もここまでできるんだ」というひとつの自信につながりました。
この春からは、3歳になる下の息子が幼稚園に入ります。これまでずっと子どもたちと格闘しながら原稿を書いてきたので、本当に嬉しい! 実は私、ゲームが大好きなので、本音を言えば、半年くらい休んでゲーム三昧の日々を過ごしたい(笑)。今回の新作を書いている間にもゲームソフトを5本買ったものの、いまだにどれもプレイできていないので。
とはいえ、そんなことを言っている場合じゃないですね。せっかく、ひとりでじっくり書ける時間も増えそうなので、これまで年に1冊だったペースを、年に2冊、新作を出せるようにしていきたい。毎回、「最新作が代表作」と言っていただけるように、1作ごとに成長していけたらと思っています。