貧困家庭に生まれ、いじめや不登校を経験しながらも奨学金で高校、大学に進学、上京して書くという仕事についたヒオカさん。現在もアルバイトを続けながら、「無いものにされる痛みに想像力を」をモットーにライターとして活動をしている。第6回は「体調不良は虐待の後遺症とわかった話」です。
ほぼ一年中体調が悪い私
10年間、原因不明の頭痛と胃腸の不調に悩んでいる。
だがつい先日、10年ぶりにCTを撮って、いくつかの病院で診て貰った結果、意外な事実が見えてきた。
私は年間360日体調が悪い。
つまり、体調がいい日がほとんどないのである。
これでもか、と次から次へと全身に色んな症状が出る。
内科、皮膚科、心療内科、脳神経外科、婦人科・・・と様々な科にかかり、気づけば薬漬けになっている。
いつも決まって言われるのは、「ストレスじゃないでしょうか」だ。
ものごころついた時から体は弱かったが、体質が大きく変化したのが大学1年生の時。
元々の虚弱体質に加え、格安シェアハウス生活のストレスのせいか、急性胃腸炎で救急車で運ばれたことがあった。その時は点滴だけで返されたのだが、なぜか胃腸の調子が全く回復せず、普通食を食べられるようになったのは4年生の冬だった。
それまでどろどろに煮た野菜やおかゆに白湯という生活が続いた。
体重も激減し、生理は2年間止まった。
胃カメラを飲んでも原因は分からなかった。それからというもの、胃腸は現在に至るまで全快しておらず、いまだに毎日のように消化不良を起こし、吐いたり下したりしてしまう。