時を経て、直太朗の結婚相手として紹介されたとき、彼女から「あの仕事のあと、これからも頑張ってねとお電話をいただいて嬉しかったです」と言われて。実のところ私は忘れていたのですけれど、本心で言ったことでしたし、深いご縁を感じました。

嫁姑問題ですか? 万が一にも私がお嫁さんやお婿さんと揉めるなんてありえません。そんなの本末転倒だと思うのです。私は、わが子の愛する人を自分も一緒に愛したい派。だってそのほうが絶対にみんなが楽しく幸せに過ごせるもの。

ただ、相性が悪くて、というケースがあっても不思議ではないとは思います。先日、私のラジオ番組に寄せられた同世代の女性からの投稿に、「苦労して育てたのに、子どもたちは私の誕生日に花の一つも送ってこない」といった内容のことが綴られていました。私は「よくわかります。でも私だったら電話なりLINEなりで、今日は私のお誕生日だから何かちょうだいってプレゼント要請の電話をしちゃう」と話しました。

そもそも「親子なのに」と落胆するのは、「親子なのだから」と期待している証拠ですよね。でもみんなそれぞれに忙しいのだから、互いのことは二の次でいいと私は思っています。普段は私のことなど忘れて、自分の大切なものに心を注いでほしい。それぞれが元気に頑張ることが大切だと思います。

私自身も、コロナ禍の中でいろいろなことを見つめ直しました。来し方を振り返り、本当に自分が歌いたい音楽を歌ってきただろうか、アレもコレもと欲張りになりすぎたのでは、と思ったりしています。今後は、「実は私、こんな歌を歌いたかったの!」と言いながら、好きな音楽をどんどん歌っていきたい。《自分らしさ》をもっと広げていきたいと思っています。