円月聖護院大根と本坊さん。山形県の本坊ファームにて(写真:本坊さんのインスタグラムより)

辛かったのは肉体労働のきつさや時間の長さより「人」

東京でバイトをしていた頃、一番辛かったのは肉体労働のきつさや時間の長さより「人」でした。しんどいだけなら何だって耐えられました。耐えられないのは「人」なんです。嫌な奴がいると、どんな楽な現場でも嫌でした。

働いているときは、ああしようこうしようと生産的に動くこともできますし、できたときの達成感も気持ちいい。

じゃあ何で明日が嫌だったのか。嫌な奴がいるからです。

自分が楽な作業のときはご機嫌でおべんちゃらなんか言うけど、自分が少しでも他の人よりしんどい状況になると、途端に周りに攻撃的になって、現場の協力的な空気を壊します。

こういう状況が一番嫌でした。