一目ぼれして購入したキャビネット。取っ手の部分が手の形になっていて、引き出し一つ一つに「ABCD……」とアルファベットがふられた凝った造り。「母の形見のブローチなどもここに収納しています」(中山さん。以下同)

お気に入りの骨とう品はディスプレイ

普段は部屋の片隅に手提げの紙袋を置き、夫と2人で「手放すモノ」「迷っているモノ」をポンポン入れていくんです。

ある程度たまった段階で中身を吟味して、不要だと思ったら捨てる。「高かったからもったいない」とか、「いつか使うかもしれないし」と迷いがあっても、数ヵ月放置したままのモノなら不要なのだと諦めもつきます。

モノはテーブルの上に出しっぱなしにせず、「定位置を決めて、使ったら元の場所にしまう」のも、わが家のルール。だから、部屋が散らかることはありません。

日常使いのモノを入れるのに重宝しているのが、2階のリビングにあるイギリス製の革張りのキャビネットです。30年ほど前、群馬から東京に引っ越してきてすぐの頃に買ったもので、愛着もひとしお。

使い勝手のいい小さめの引き出しがたくさんあり、アクセサリーや普段飲んでいる薬、文具などこまごましたものを入れています。