相原さんの処方箋

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〔 処方箋 〕

観光写真と作品の違いがもしあるとしたら、全体を見せつつどこが作品の中心点かを見つけ撮っているかだと思う。

夜明けや夕焼けでダイナミックなシーンを撮っているが、なぜか心に残らない。

それは多分、その絵の中にストーリーの中心となる光や色のアイコンがないからだと思う。

例えば、山なら頂に当たる光の色、海なら波頭に当たる光の輝きなど、感動して撮ったポイントだ。

アイコンになる色や光を中心に据えると、全体の構図や露出、WBなども自ずと決まってくる。ではアイコンを定めるにはどうすれば良いか？　これは被写体をじっくり見る。

あるいは場数を踏むしかない。特に朝夕のドラマチックなシーンでは気が飲まれてしまう。落ち着いて見る。それに努めることだ。

この作品では、穴に差し込む光が終わったときには別の場所に移動している。それくらいアイコンのポイントは大事だと考えている。

前回「印象的な『砂漠』の撮り方は？広い場所では撮り方が曖昧になりがち。細かくシミュレーションを」はこちら

「猫様と4人の下僕たち」写真展

期間　2月17日（金）～3月1日（水）open 11：00～19：00
入場　無料
会場　 WONDER PHOTO SHOP

富士フイルムフォトサロン4か所を巡回する写真展を開催

相原正明 写真展　On The Earth
～超大陸　オーストラリア～

富士フイルムフォトサロン 大阪 公募写真展

会期・会場

●富士フイルムフォトサロン　大阪
2023年3月17日（金）〜3月23日（木）
開館時間 10:00~19:00 （最終日は14：00まで／入館は終了10分前）
〒541-0053
大阪市中央区本町2-5-7　メットライフ本町スクエア （旧 大阪丸紅ビル） 1F
TEL 06-6205-8000　（受付時間：平日10:00～18:00）

★相原正明さんの写真と、HolosMusicの音楽を融合させた極上の癒し動画を『婦人公論』公式YouTubeチャンネルで配信中

★相原正明フォトエッセイ テーマ「水」｜from OITA 大分を巡る｜koji note[三和酒類株式会社] (sanwa-shurui.co.jp)