『フライパンひとつでタンドリーチキン』
料理の得意な人も、苦手、という人も、「しんどい」「面倒くさい」日はあるもの。ましてや暑い日にはできるだけ台所にはいたくないものです。食費も光熱費も値上がりし、いろんなことを節約したいしSDGsでゴミも減らしたい……。そんなときに助けになる、材料も簡単、洗い物も少ない、でもなぜかおいしい、「ミニマムごはん」を、フードコーディネーターの藤岡操さんが紹介します。第4回は「フライパンひとつでタンドリーチキン」です。

今日の簡単レシピ
「フライパンひとつでタンドリーチキン」

7月△日 曇りのち晴れ 気温32℃

連載第1回目を読んだ方から、「フライパンひとつでできるタンドリーチキンの作り方を教えてほしい」というリクエストをいただきました。

「フライパンひとつでできるタンドリーチキン」とは、この連載ができるきっかけとなった料理。忙しくて気持ちに余裕がなかった日に、フライパンの中でグリグリ混ぜてそのまま火にかけて完成した、記念すべき、第1号ミニマムごはんです。

名付けて《ワンポットタンドリーチキン》。

タンドリーチキンはわが家の定番。ヨーグルトを使ったさっぱりとしたカレーなので、疲れたときに無性に食べたくなります。ヨーグルトが余っているときはもちろん、タンドリーを食べたいがために、あえてヨーグルトを残しておくこともあるほど。季節を問わず1~2ヵ月に1回ぐらいのペースで作っています。