イラスト:小林マキ
暑さ慣れしていない梅雨明け時期は、熱中症にかかりやすくなるため注意が必要です。しかも、加齢とともに体内の水分量が減少するといいますから、念入りに対策しておきたいもの。予防のポイントを看護のプロに聞きました(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/岩田正恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

「かくれ脱水」対策の4つのキーワード

1)水分補給・必要な量をしっかり摂って

のどが渇く前に水分補給を、と心がけても、うっかり忘れてしまうことも。それを防ぐために、水分補給のタイミングを決めておいて、と秋山さん。

「コップ1杯200mLの水分を1日に6回以上摂ることが目安です。起床直後、朝食時、10時ごろ、昼食時、間食時、夕食時、入浴前後、就寝時といったタイミングで摂るように計画するとよいでしょう」(秋山さん。以下同)

摂る水分は、利尿作用のあるカフェイン入りの緑茶やコーヒーではなく、麦茶や水、経口補水液を。