正直、このままお仕事をやらせてもらってゆっくり人生の着地をする。それでも十分エエ人生やったと思います。

でも、そうやって落ち着くのは自分の中でイヤなんですよね。最後まで「そんなんできるんか?」ということをやっていたい。死ぬまで大きな山を登っていたい。そう思うんです。

そのためにも、まずはスターを作らんとアカンのですけどね。最初は「新喜劇の明石家さんまを作る!」と言ってたんですけど、さんまは無理です(笑)。あれはね、すごすぎる。でも、少しでも近い存在を作れるように頑張りますけどね。

一人、住吉大和というまだ22歳の若手がいるんですけど、何とかこいつをモノにできないかとも思っています。とにかく一生懸命なんですよ。何とかやってやろうという思いが強い。この思いが本当に大事やし、それがあったら悪いようにはならんやろうなと。

ただね、こいつが致命的に服がダサくてね…。お父さんのおさがりばっかり着てるんですよ(笑)。まだまだこれからですけど、なんとかみんなが切磋琢磨する中で光る石が一つでも多く出てくる。ただただそれを願うばかりです。

■間寛平(はざま・かんぺい)

1949年7月20日生まれ。高知県出身。本名・間重美(しげみ)。70年、吉本新喜劇の研究生になり、74年に座長に就任する。78年に新喜劇の座員だった光代さんと結婚。89年に東京進出し島田洋七とのコンビ結成などでも話題になる。35歳の頃からマラソンを本格的にはじめ、246キロを走破するギリシャのスパルタスロンや日本テレビ「24時間テレビ」のマラソン企画にも挑戦。2008年12月から11年1月にかけてヨットとランだけで地球一周する「アースマラソン」を完遂する。「ア~メマ!」「かい~の」などヒットギャグ多数。MBSテレビ「痛快!明石家電視台」、読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」、ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」などにレギュラー出演中。吉本興業からの強い要請を受け、吉本新喜劇のGMに就任した。