こたつ布団、冬物寝具チョモランマ
貧困家庭に生まれ、いじめや不登校を経験しながらも奨学金で高校、大学に進学、上京して書くという仕事についたヒオカさん。現在もアルバイトを続けながら、「無いものにされる痛みに想像力を」をモットーにライターとして活動をしている。ヒオカさんの父は定職に就くことも、人と関係を築くこともできなかったそうで、苦しんでいる姿を見るたび、胸が痛かったという。第20回は「ズボラな暮らしについて」です。

#ズボラな暮らし

#ていねいな暮らしがバズる今だからこそ、#究極の雑な暮らし #ズボラな暮らしを発信したい。

雑な暮らしは努力せずともできてしまうため、きっと需要はない。
でも、ていねいな暮らしとはかけ離れたズボラ生活の記事だってあってもいい。
そう思って、今回は私のズボラ暮らしをさらけ出したいと思う。

私は貧乏生活が長く、格安シェアハウス生活を続けてきた。
そのため、自分のスペースがなかったり、やっとできても4畳に全ておさめなければならなかったりと、とにかく狭い空間で生活せざるをえなかった。
だからその空間を保たねばならないという緊張感があり、荷物を最小限にし、散らからないようにこまめに掃除をした。

2年前、人生で初めての一人暮らしを始めた。
シェアハウスでは、物が無くなったり、暴れる住人がいたり、些細なことで一挙手一投足を怒られたりと、気が抜けない生活だった。
しかし、晴れて私は自由の身になった。

自分だけの空間が、6畳もあるううううう!!!!!
なんたる奇跡!
しかし、それによって気が緩み、元々のがさつ・ズボラな性質が顔を出し始めた。