瞑想によるストレス軽減法「マインドフルネス認知療法」
「目の前のことに追われていると、ストレスが溜まっていることに気づきにくいもの。だからこそ、不調をきたす前に、毎日の生活の中で自分の状態に気づいて、心と体をいたわってあげることが大切です。そのためには、ゆっくりした呼吸で心を落ち着かせる瞑想の時間を設けるといいですね」(佐渡先生。以下同)
こうした瞑想によるストレス軽減法は、「マインドフルネス認知療法」といわれ、うつ病などの治療にも取り入れられています。
「マインドフルネスは、瞑想を通して自分と向き合い、今の自分の状態にしっかりと気づくための方法です。疲れている、イライラしている、落ち込んでいる、不安になっていると感じたら、そんな自分の状態を否定せずに、しっかりと認めて受け入れてください。そして、そんな自分にしてあげられることは何だろう、と考えてみるとよいでしょう」