この瞬間のために頑張ってきたのかもな

とにかく直接感想をもらう機会なんてないもんだから、おひとりおひとりと話す度、胸の奥がじんわりあたたかくなって、泣きそうになる。

書く過程はめちゃくちゃ孤独。章ごとくらいに編集者さんからフィードバックはもらえるけれど、それ以外は本当に1人で考え、書き続ける。

でもこうやって、感想をもらい、やっと「私が書いた本、ちゃんと届いたんだ!」という実感がこみ上げ、やっと本を出した実感や、書いてよかったという思いをかみしめられた。

対面のイベント尊すぎるやないかい。

この瞬間のために頑張ってきたのかもな、そんなことを思ったりした。

お互いの著書を手にするヒオカさん(左)と柚木さん

ちなみに、柚木さんの『とりあえずお湯わかせ』は本当に珠玉のエッセイだ。その書評をまた書きたいと思う。

また肝心のトークショーで話した内容も、考えさせられることばかりだったので次回にでも書きたいと思う。

そして、今回参加してくれたまだ書き手になる数年前からの友人がかけてくれた言葉が印象的過ぎたので、またそれも次回以降に書く予定だ。

って今回のイベントだけで何本書くつもりやねん私。

でも、それくらいあまりに尊く、私の意識に大きな変革をもたらした、貴重な貴重な夜だった。

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