新幹線から見える掛川城
氏真が立てこもり、最後まで抵抗を続けていた掛川城についても少しだけ。
東京発ののぞみに乗るときに、ぼくは可能ならば名古屋に向かって右端の席を選びます。晴れていれば富士山の眺望を楽しんだ後、東京駅を出てから1時間7分たったところで、掛川城の天守閣が見えてきます。これがとても美しい。
掛川城を近世城郭として整備したのは、妻の内助の功で有名な山内一豊ですが、幕末の1854年(安政元年)末に東海地方一帯を大地震が襲い(安政東海地震)、天守を含む大半の建物が倒壊してしまいました。
その後1994年(平成6年)4月、天守は再建されました。日本初の木造復元天守です。