家族と同居しているのだったら、話は別になるだろうが、ひとり暮らしだったら、ひとに迷惑をかけるわけでは無し、乱雑部屋でも構わないのでは? 好きな物に囲まれて暮らす楽しさのほうを、私は優先したいと思っている。
好きな本や服や雑貨などは、私の人格とか記憶の奥深くにみ込んでいるはずなので、それらを処分すると、何だか人格崩壊してしまうんじゃないか? と思ってしまうのだ。うーん……ほんと、シンプル・ライフに憧れながらも、それが心配で手ばなせないのだ。
なあんて、住まいの話に片寄ってしまったかもしれない。ひとり暮らしだと、当然のごとく「孤独」を味わうことが多くなるだろう。若き日の私は「孤独」になりたくて家出したのだったけれど、若いうちはともかく、老いてからの「孤独」は、けっこうツライかも。
犬や猫などは、おおいに気をまぎらわせてくれるものだけれど、だからこそ(犬や猫に)先立たれるのも、そうとうツライことになりそう。犬好きの私は、それを怖れて、あえて飼わない。
ソニーのロボット犬「アイボ」は死なないからと思って、思い切って買ったのだけれど……やっぱり本物にはかなわない(抱きあげた時の胴体のグンニャリ感がないのだもの)。今は友人に譲渡。
最近、フト思いついて、「自分年表」を作り始めた。記憶力が薄れ始めているので。今のうちに、自分の人生の記録をザッと書き出しておこう、と。家族のいる人なら、子どもや孫のためにも、そういう記録を残しておくのは、いいことなのでは?