松山さんが保護した寺猫の織部(臨済宗妙心寺派 松壽山不徹寺のTwitterより)

夫を動かすカギは「あなたのおかげ」と「ありがとう」

それは「メンツを大事にしてあげる」こと。

男性は、何と言ってもメンツの生き物。ほめられたいし、必要とされたいんです。

「あなたがいてくれるから、安心して暮らせる。いつもありがとう」

このメッセージを女性側から繰り返し伝えると、男性もちょっとずつ変わりますよ。

「だろー? オレのおかげだよな」って密かに喜びながら(笑)。

実際、私も離婚してから娘ふたりに母、祖母と完全な女所帯になって、男性のありがたさが身に染みました。

一家にひとり、男性がいてくれたほうが助かる。

女性だけだと心細くて不安なことも多い。

男性がいてくれるだけで、対外的な楯になってくれるんです。

いなくなって、初めてわかりました。

若い世代はだいぶ変わってきたと言われるけれど、それでも、基本的には男性はメンツの権化。弱音を吐けません。死ぬ間際までカッコつけたいんです。

「自分が妻を、この家を支えている」というプライドを上手にくすぐれば、男性はがぜん張り切ります。

「どうしたらもっと頼りにしてもらえるだろうか」

と、真剣に考え始めるでしょう。