今年歌手デビュー58年を迎える加藤登紀子さん。今年歌手デビュー58年を迎える加藤登紀子さん。夫を見送り、3人の子どもたちが自立した後、6年前に母も旅立ちました。完全にひとり暮らしになった加藤さんが心掛けている、ちゃんと生活するためのマイルールとは――(構成=村瀬素子 撮影=大河内禎)
入浴中はキャンドルを灯し
夜のルーティンとして続けているのが、サウナと20分入浴。風呂場の横に小さな遠赤外線サウナがあるんです。低温に設定して、そこで本を読み、曲を作ることも。
入浴中は電気を消してキャンドルを灯します。10分で消える小さいろうそくを2本使い切ったら湯船から上がる。そのあとは2分半、水シャワーを浴びながら、かかとをトントンと上げ下げ運動しています。
温冷交代浴は免疫力のアップ、かかと落としは骨の強化に繫がるそうです。私ももう79歳。健康を維持し、自立した生活ができるように心がけていこうと思っています。
ひとり暮らしって、うっかりすると虚しい気持ちになってしまう。でもこんなふうに自由に時間を使えるって考えることで前向きになることができます。