101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがいっぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社)から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。

<100歳の100の知恵 66

『冷凍「炒め玉ねぎ」で料理の味が格段に変わる』

じっくり炒めた玉ねぎは風味が高く、料理にうまみと香りをプラスしてくれる調味料の働きも果たします。

ただ、料理のたびに炒め玉ねぎを作るのは、なかなか面倒なもの。いっぺんにたくさん作って、小分けして冷凍しておくと便利です。

いっぺんにたくさん作って、小分けして冷凍しておくと便利(写真提供:photo AC)

 

みじん切りかうす切りにした玉ねぎは、20~30分くらいとろ火にかけて、オリーブオイルで炒めます。バターで炒めるよりサッパリしているので、いろいろな料理に使い勝手がいいのです。

たとえばポテトコロッケや肉団子、シチューやカレーを作るときにも、解凍してちょっと加えるだけで味が格段に変わります。

ブイヨンを加えて器に入れ、カリカリに焼いたフランスパンとチーズをのせてオーブンで温めたら、あつあつのオニオングラタンスープがあっという間にできあがります。

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