体を動かしたほうが、酒も飯もうまい。

実は、映画のロケ地が遠かったんですよね。いくつかのゲートボール場にあちこち行ったんですが、みんな遠いところばっかり(笑)。片道100キロぐらいのところばかりで、往復200キロの場所まで毎日行くんですから、移動だけでも大変でした。この仲間は、私も含めて、みんな自分で車を運転して現場に行くんですよ。石倉さんとふたりで話していて、「これ終わったらさあ、これだけ毎日運転したの、自分を褒めてやりたいよね!」なんて。(笑)

やっぱり、運転が好きなんですよ。青春時代は、「いつか車に乗りたいな」と、憧れの対象でした。なぜなら、昔は車を持っている人は、お医者さんぐらいだったから。それが今の時代はみんな車が持てるようになりました。でも、僕は今でも、車に対する夢が強いんですよね。そうやって、好きな車に乗ったり、体をまめに動かしたり。なんとかこれまで健康に過ごせています。

日頃、公園に行って、ウォーキングしていて。日によりますが、7キロから10キロぐらいは歩いていますね。携帯に、万歩計のように計測する機能がついているから、それでどのぐらい歩いたか確認しています。僕はアクション映画出身ですからね。体を鍛えることは習い性になっていまして、全然おっくうじゃないんですよ。むしろ体を動かしたほうが、酒もうまいし、飯もうまい。

昔から体を動かしていることもあってか、ときどきファンの方からカッコいいと言っていただけることもありますが、そんなことは自分では一度も思ったことがないです。良く見えることがあったら、それは錯覚ですよ(笑)。だけど、それもいいのかもしれない、錯覚が必要になる商売ですからね。

体を鍛えることは全然おっくうじゃない。ファンの方からカッコいいと言われることも(写真撮影:本社・奥西義和)