前頭葉の老化を放置すると…

前頭葉の老化を放置すると、「何かをやりたい」という意欲がどんどん低下していきます。意欲が低下すれば、好奇心が薄れ、外出する用事も減っていきます。

すると、新しい刺激が受けられなくなるので、ますます脳の機能は衰え、認知症老人性うつ病にもつながりやすくなります。

前頭葉の老化を放置すると、「何かをやりたい」という意欲がどんどん低下していきます(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

外に出かけなければ、筋力も低下し、体の機能も衰える。まさに、悪いことばかりです。多くの人は脳機能というと、記憶力の低下を気にしますが、記憶の低下よりも意欲の低下のほうが老化を促進することを忘れないでください。

40代になると誰しも前頭葉自体は萎縮していくものですが、萎縮したからといって、必ずその機能が低下するわけではありません。