心地よい距離を置いて接していられる

フランスでも互いのパートナーの親のところに子供連れで行きますが、今は以前よりずっと自由で、たまに休みの日の昼食を一緒にするぐらいです。

普段はビデオ電話などで孫の顔も見せられるし、親のほうもそれでよしとしています。距離によりますが、クリスマス休暇を除けば、泊まることもほとんどないようです。

クリスマス休暇は、普通は夫の実家、妻の実家と、毎年交互に行ってバランスを取ります。たとえ多少相手の家族とぴったり来なくても、これぐらいは最低の許容範囲です。行かないということはありません。

やはりいくら呼び方が美しくても、義理の関係は気遣いも遠慮もあります。フランスに嫁姑問題がないかと言えば、多かれ少なかれ「ある」のが実情です。ただ、日本のようにベッタリ付き合う必要はなく、心地よい距離を置いて接していられる点が大きなポイントです。

※本稿は、『フランス・ブルターニュで見つけたお金をかけない豊かな暮らし』(大和書房)の一部を再編集したものです。


フランス・ブルターニュで見つけたお金をかけない豊かな暮らし』(著:シャルバーグ八千代/大和書房)

フランス田舎暮らしの毎日を輝かせる知恵!フランス人は暮らしを楽しむ天才!部屋には季節の花や果物を飾り、料理には庭のハーブをプラスしてご馳走に。庭の木にはハンモックを吊るして気に入ったワインを楽しむ、などなど、暮らしをのんびり楽しむ方法が満載。