八千代さんによればフランスでは、義母を『美しい母』と呼ぶそうでーー(写真:『フランス・ブルターニュで見つけたお金をかけない豊かな暮らし』より)
1982年、年5週間(年間30日間)の有給休暇を法制化したフランス。有給取得率も100%に近いと言われるほど高く、「バカンス大国」として、国民は豊かな暮らしを謳歌している印象があります。一方、フランス・ブルターニュ地方で生活しながら、田舎暮らしをブログで発信しているのが旅行ジャーナリストのシャルバーグ八千代さん。八千代さんいわく「義母を『美しい母』と呼ぶ」そうで――。

義母を「美しい母」と呼ぶ

フランスでも、特に田舎だと60年代ぐらいまで三世代同居というのは普通だったようですが、70年代になると親との同居はほぼなくなりました。

そのため、日本のように一軒の家に二世帯が一緒に暮らすことはまずあり得ません。

それなら嫁姑問題はないかというと、そこは人間。合う、合わないはどこの国でも起こります。ただ同居でない分、救われるのではないでしょうか。

夫の母親とその姑との関係はなかなか難しかったと聞いていますが、パリとリヨンで離れて暮らしていましたから、頻繁に顔を合わせることはなかったようです。